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草津温泉 千代の湯 【 時間湯体験 】

看板

江戸時代から草津温泉に伝わる伝統の入浴法『時間湯』。
湯長と呼ばれる指導者の元、3分間の入浴をします。
現在、草津で時間湯は2箇所で行われています。
ひとつは地蔵の湯。こちらは湯治専門の時間湯です。
もうひとつ、観光客でも体験できるのが千代の湯の時間湯体験です。
9時・11時・14時・17時の一日4回、定休日の月曜日以外は
毎日行われています。(560円)
すぐ近くの日帰り温泉施設『大滝の湯』でもチケットを販売していますが
直接訪れて料金を払うことも出来ます。

私達は大滝の湯でチケットを購入。

時間湯チケット

「10分程前に来て下さい」と言われたので
時間前に千代の湯前のベンチで待機。
ちなみに時間湯の名前の由来は、毎日同じ時間から決まった時間入浴する
ことから付けられたそうです。

入り口

時間前、閉ざされていた時間湯の扉を開けて迎え入れてくれたのは時間湯の
三十一代目湯長、井田さんでした。
中に入ると、男女別の脱衣所に通されます。
中は4畳半ほどのスペース。とりあえす座って指示があるのを待ちます。
暫くすると千代の湯「時間湯」の湯長、鈴木さん(女性)が部屋に入ってきました。
チケットか料金を徴収した後、ノートに住所氏名を記入して下さいと言われました。
健康状態や血圧などの質問を皆にしていきます。「暫くお待ちください」と
鈴木湯長は浴室に行き、その後湯もみをする音が聞こえました。

■お参り
 湯長の「ではお入り下さい」の声が係り、浴室にぞろぞろ入っていきます。
 20畳程の浴室内。薄暗い浴室は外からの陽の光が湯に反射し、とても
 神秘的です。 この時の体験客は男女それぞれ4名の8名でした。
 この時点では服を着たまま。 浴槽は2つに別れ、湯口のある浴槽と、
 そのお湯が流れ込む 2番目の浴槽に分かれています。
 湯畑源泉の湯が全く空気に触れることなく、新鮮で濃厚なまま浴槽にド
 バドバと注がれています。
 男女別に浴槽の両側に分かれて並び、片隅に祭られた神棚に、ニ礼ニ拍手
 一礼でお参りします。

■湯揉み
 長さ2m、幅30cmの松材の板を手に持ち、湯を揉んで行きます。
 これがなかなかの重労働。湯長さんの「皆さんの板の動きを合わせること
 が大事です」とのお言葉に、必死に合わせようとするのですが、板自体の重さと、
 湯の中の揺れで思うように動かせず、「草津良いとこ〜 一度はおいで♪」の
 揉み唄に合わせるのも難しいです。
 湯畑近くの「熱湯」で行われる湯揉みショーで使用される板は、これより
 小さく厚さも薄い物だそうです。
 2回ほど湯揉み唄を繰り返し、湯揉み終了。
 男女とも一旦、脱衣所に引き上げます。

■湯かぶり
 暫く、湯長さんが湯揉みをする板を打ち付ける音が聞こえた後、
 湯長さんが顔を見せ「女性の方が熱さに強いですから先に行きましょう」と。
 いよいよ入浴です。女性4人が浴室に入り、湯長さんの指示の元、直接湯が
 注がれない浴槽に2人ずつ対面して立ちます。もちろんこの時は全員裸です。
 「足に10杯湯を掛けて下さい」との湯長さんの声。そんなに熱さは感じません。
 「体にはなるべくお湯が掛からないように」と言われました。
 足の湯掛けの次は頭です。しゃがんで頭にタオルをかぶせ、手桶で30杯の
 湯を頭に掛けます。湯の熱さよりも目に入って沁みるわ、口に流れ込んで
 酸っぱいわで、数を数えるのも必死です。

■入浴
 「したくがよろ宜しければ、ソロソロ下がりましょう」の湯長の声に
 恐る恐るお湯に入ります。
 浴槽は深く、立って胸の辺りまで湯につかります。
 覚悟していた程熱くはなく、熱い湯好きの私にはずっと入っていたい位。
 浴槽の縁に頭を乗せ、体を斜めに傾け全身を湯に漬けます。
 「揃って三分〜」の湯長の声に全員で 「オー」と応えます。
        
《一分経過》
 「改正の二分〜」 「オー」
 一分を過ぎたあたりから、指先にピリピリした刺激を感じました。
 ピリピリ感はだんだん上にがって来て、上腕部の中ほどでピタッと止まりました。
 指先からそこまでが、まるで正座で痺れた足の様な状態です。

《ニ分経過》
 「限って一分〜」 「オー」
 痺れはそのまま強くも弱くもならず、ピリピリしています。

《三十秒前》
 「チックリ御辛抱〜」 「オー」
 “じっくり”では無く“チックリ”なのが可愛いです。

《十五秒前》
 「辛抱のしどころ〜」 「オー」

《十秒前》
 「最直(もうじき)です」 「ありがた〜い」

《五秒前》
 「如何ですか」 「効きました〜」

《三分経過》
 「さあ効きましたらソロソロ上がりましょう」 「オー!」
      
 初めての時間湯。三分間はあっという間でした。
 上がると湯長さんから「体勢を低くして、体を冷やさないように」と言われ、
 熱々の体をバスタオルで包んで取りあえず座り込みました。

 ■入浴後
 脱衣所に戻った後も、バスタオルを体に巻いたまま座って休憩です。
 ここで体を冷やさず、汗を出し切ることが大事だそうで、
 水分補給をしながら(これも体を冷やす冷たい水はダメです)、滝のように
 汗が流れていくままにします。
 この間、男性の時間湯が始まる声が聞こえて来ました。

 20分程の休憩の後、ようやく汗が引いたので服を着て時間湯を後にしました。
 一回の時間湯で、3日間草津で湯治したのと同じ位の効果があるそうです。
 この後しばらく自分でも分かる体の硫黄臭さと、肌が驚くほどスベスベした事。
 それからお通じが良くなった、という変化がありました。

 初めての時間湯に緊張もしましたが、休憩時間には同じ時間湯を過ごした方々と
 お喋りをしたり楽しい時間湯体験でした。
 また草津を訪れるときには、必ず時間湯をしようと思いました。


群馬県吾妻郡草津町滝下区
時間湯HP

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at 14:00, bunama&まなBoo, 温泉 【 群馬 】

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